健康

2015/11/19

排便後のウォシュレットの水圧で切れ痔になることがある!?

排便後のウォシュレットの水圧で切れ痔になることがある!?

痔を患っている人にとって、シャワー式の洗浄機能がついた温水洗浄便座はありがたい存在です。しかし一方で、この洗浄の際に痛みを感じ、時には出血していることもあるというのが今回の相談。この場合も、病院へ行ったほうがよいのでしょうか。

30代男性からの相談 :「排便後の洗浄で痛みを感じることがある」

事務系の座り仕事でも、これまで痔に悩んだことはありませんでした。しかし最近、排便後に洗浄式トイレのシャワーでお尻に痛みを感じることがあります。硬い便をした後は水圧だけでも相当な痛みで、トイレットペーパーで拭くと出血していることもあります。しかし翌日には、まったく問題なくなることも少なくありません。日によって変動が激しいため、どのように対処するべきか悩みます。病院にかかる必要があるのでしょうか。(30代・男性)

日本では主流となった温水洗浄便座。中にはウォシュレットがないと排泄できないという人もいるくらいに便利で快適なものになっています。今回の相談者さんはウォシュレットを使うと時には出血してしまうそうです。デリケートな体の部位だから気になるものの、なかなか人には言いづらいですよね。日によって調子の良し悪しがあるようですが、病院に行くべきなのでしょうか? それとも自分で治せる秘策があるのでしょうか? 専門の方に聞いてみましょう。

痛みや出血の原因となるもの

温水洗浄便座は痔の予防にもなると評判ですが、強すぎるシャワーをあて過ぎたせいで、切れ痔になることもあるようです。感染症を起こさないためにも、病院で診てもらうのが賢明でしょう。

洗浄式トイレのシャワーは、強い水流を使用していないでしょうか。シャワーの使いすぎで切れ痔になる場合もありますので、弱い水流で30秒以内の使用にしてください。お尻を拭くときはトイレットペーパーではなく、お尻拭きシートなどやわらかい素材のものがよいでしょう。(看護師)
食生活や運動習慣はいかがでしょうか。便が硬いということは、その便を出すために圧がかかりますし、圧がかかることで切れ痔などになっているのかもしれません。(看護師)
出血の原因は色々と考えることができますが、可能性の話をあげてはキリがありませんので病院を受診して診察を受けてください。受診するのは、消化器内科や肛門科のあるところがよいと思います。放置することで患部が感染症などを起こす場合があるため、軽視は禁物です。(看護師)

痛みを軽減させるには

食生活を見直して便を出しやすくしたり、軽い運動や肛門周りに油性クリームを塗っておくことで痛みを少しでも和らげる効果が期待できます。

排便時に痛みがある場合、肛門にワセリンやベビーオイルなどを塗っておくと、便の滑りがよくなります。排便時は怒責しないよう重い物を持ち上げたり、肛門に負担をかけることは避けてください。(看護師)
食物繊維を十分に摂る、もしくはお腹の動きをよくしたり整腸する意味で、発酵食品の摂取をされてはいかがでしょうか。(看護師)
事務系で長時間椅子に座っている状態は下半身が冷えやすく、血行が悪くなります。時々屈伸運動をしたり、歩いたり、足を動かして血行をよくしてください。便秘を防いで便をやわらかくするために、繊維質を含むものや果物、水分を多めにとるようにしてください。(看護師)

日頃の生活で、できるだけ肛門に負担をかけない工夫が大事ですが、シャワーのあて過ぎで切れ痔になっている可能性も否定できないため、念のために病院で診てもらうことをおすすめします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加