健康

2015/11/16

ALPの数値が高くて再検査に…自覚症状はないが何が悪いの?

ALPの数値が高くて再検査に…自覚症状はないが何が悪いの?

普段は健康についてあまり考えることがなくても、健康診断の結果は気になるもの。診断結果には聞きなれない言葉がたくさん並んでいますが、ALPの数値が高いというのはいったいどこに問題があるということなのでしょうか。

30代男性からの相談:「健康診断の結果、ALPの数値が高いとはどういう意味か?」

会社の健康診断で、肝機能の数値が高いため再検査となりました。ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP・ALPの4項目のうち、ALPの数値が高いようです。これはどこが悪いということなのか教えてください。ちなみに、その他の3つも少し数値が高い傾向です。自覚症状は特にありませんが、聞き慣れない言葉なので不安に思っています。(30代・男性)

肝機能に問題がある可能性

わからない用語ばかりが並んでいて、普段なら読み飛ばしてしまう健康診断結果。「再検査」といわれて初めて心配になる人も多いのでは。ALPの数値が高いというのは、いったいどういう状態にあると考えられるのでしょうか。

ALPの数値は、肝機能低下や肝臓に疾患があると高値になる場合があり、肝疾患の判断の目安になります。ALT、ASTも肝機能をみる検査で、肝機能に問題があると異常値を示します。(看護師)
ALPはアルカリ性の状況下でリン酸化合物を分解する酵素で、いろいろな臓器の細胞に含まれています。基本的には肝臓で作られ、胆汁の成分としていったん胆嚢に貯蔵されて十二指腸に排泄されます。この経過で、結石や腫瘍などで、胆汁の流れが悪くなると、ALPが血中に流れだし、検査の数値が高くなります。(看護師)
ALT、AST、γーGTP、ALPは肝臓や胆道などの状態を示すものでこれらが極端に高い場合は肝臓になんらかの異常があるということになります。しかし、ALPだけが高い数値になっているからといって、問題を特定することはできません。他の数値もあわせて見る必要があります。(看護師)
その他の数値はさほど高くないようですし、その他の項目もないようなら、脂肪肝や肝硬変の一歩手前といった可能性はあるかもしれません。(看護師)

「沈黙の臓器」肝臓を守るためには

聞いたことはあっても、自分には関係ないと思っていた脂肪肝や肝硬変が急に身近に…。肝臓を守るためには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

なるべく身体を疲れさせないように、できるだけ規則的な生活で、睡眠をしっかりとってください。また、アルコールや脂分を含むものは控え、良質のタンパク質や、野菜など低カロリーで栄養価の高いものを食べるようにしてください。(看護師)
肝機能の数値が高いときの運動はよくありません。日常的に運動をしているようなら、数値が改善するまでは散歩程度の軽いものにしてください。(看護師)
疲れていたり、前日に飲みすぎた場合など、一時的に肝機能の数値が上昇する場合もありますが、肝臓は「沈黙の臓器」といわれていて、問題があっても自覚症状が現れにくいといわれています。再検査といわれたのでしたら、定期的に検査を受けた方がいいでしょう。(看護師)

「肝心(かんじん)」という言葉は、肝臓がとても重要な臓器であるところからきています。まずは再検査できちんと原因を特定すること。また、日常的にバランスのよい食事と、規則的な生活習慣を目指すのがよいようです。

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