主治医に相談! LDLコレステロールを下げる薬を止めるには?

  • 作成日:2015.11.08
  • 更新日:2016.11.08
健康

悪玉コレステロールであるLDL値が異常に高いと診断されたため、動脈硬化や高脂血症などの予防のために食事療法と薬で生活習慣を見直し中性脂肪の改善をしてきました。今ではLDL値は基準値以下まで低下していますし、善玉コレステロールであるHDLも上がっていますが、薬を止めた場合、LDL値は元通りになるのでしょうか。

50代男性からの相談 :「LDLコレステロール値を保つのに薬を飲み続ける必要はありますか」

20年ほど前に健康診断で悪玉コレステロールのLDL値が高いと診断され、動脈硬化や高脂血症の予防のために近所のクリニックを受診した際にLDL値低下や善玉コレステロールのHDL値上昇の効果があると言われ処方された薬(アトルバスタンチン錠)をずっと飲み続けています。定期的に血液検査をしてもらっており、ここ数年はLDL値も基準値以下に収まっているのですが、薬は飲み続けています。糖尿病などの副作用はあまり気にはなりませんが、このまま薬を飲み続けた方がよいのでしょうか?(50代・男性)

LDLコレステロール値が基準値以下な理由は?

LDLコレステロール値が基準値以下まで低下しているのは薬の効果かもしれないし、食事療法や運動などで中性脂肪を改善出来ているからかもしれないので、一度考え直す必要がありそうです。

長期に渡って薬を服用したくない気持ちも分かりますが、LDL検査値が基準値以下まで低下しているのはなぜだと思われますか。アトルバスタンチンは悪玉コレステロールのLDL値を下げる効果がありますが、同時に善玉コレステロールのHDLを上げる効果があります。おそらく薬の服用を止めたら、再び悪玉コレステロールのLDL値が高くなり、動脈硬化を抑える善玉コレステロールのHDL値は低くなるのではないでしょうか。(医師)
仰るとおり、薬を飲まずに済むのであれば薬は飲まず、食事療法や運動などで中性脂肪を改善してLDLコレステロール値を低下させる方が、糖尿病などの薬の副作用のリスクもなくなります。これまで行ってきた食事療法の継続など、おそらく食生活改善や食事指導などの努力の結果も現在の数字に影響をもたらしたと想像します。(看護師)

薬に抵抗があり、LDL値を食事療法や運動のみで保つなら

LDLコレステロール値が低下したからといって、薬の服用を自己判断で止めてしまうのは賢明とは言えません。一度、主治医に相談して、経過を見ながら薬の服用を減らしていくことをお勧めします。

糖尿病や肝臓疾患などの薬の副作用の心配や長期の服用に抵抗があるのでしたら、減量してもらったり、他の薬に変えてもらってはいかがでしょうか。医師の判断では、一旦中止してLDLコレステロール値がどのくらい自力で改善出来ているか様子をみるかもしれません。(医師)
食事療法など、生活習慣や食事には日頃から気をつけていると思いますが、薬を止めるのでしたら、運動をするなどして今まで以上に血液中のLDLコレステロール値の自力で低下させるために生活を見直す必要があります。いずれにしても、自己判断で薬の服用を中止するのはよくありませんから、主治医とどのように改善していくのが効果的か相談ください。(医師)
医師によって、薬をずっと飲み続けることで効果があるという考えと、良くなったら止めようという2通りの考えが存在します。医師に処方されている薬を勝手に止めてしまうことはお勧めしませんので、主治医の先生に相談するのがよいと思います。薬を飲まずに済んだとしても、定期的に健康診断や人間ドックを受けることは心がけてください。もちろん食事制限は変わらず継続されることも忘れずにです。(看護師)

LDLコレステロール値が基準値内まで低下しているのは薬なのか、または食事療法のお陰なのかを振り返ってみた上で医者とよく相談し、できれば薬の服用を止めたい旨を伝え、経過を見ながら徐々に薬量を減らしましょう。

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