健康

2015/11/04

平坦な道なのに耳が詰まった感じに…この耳閉塞の原因は何?

平坦な道なのに耳が詰まった感じに…この耳閉塞の原因は何?

飛行機の離着陸時や山登りなどで、高度が上がったときに体験する耳詰まり。今回の相談は、散歩中にこの耳詰まりが起きるというものです。一体何が原因なのでしょうか。

40代男性からの相談?:「散歩で原因不明の耳詰まりが起きる」

ここ数年、散歩中によく耳がおかしくなります。エレベーターや山登りをしているときに起こるような、耳が詰まったような感じの状態が歩いているときにいきなり起こるので、原因がよくわかりません。症状が起こるときと起こらないときがあり、まったく起こらない日もあります。散歩から帰ってしばらくすると治っています。最近は在宅の仕事をしているため外をあまり出歩かなくなったのですが、そのせいでしょうか?(40代・男性)

この耳鳴りとも何とも言えない不快な耳の症状、恐らく耳閉塞と言われるものかと思いますが、通常急激な高低差で起こる耳閉塞が相談者さんは散歩道で起こるということで、何かの病気なのではないかと心配ですね。一時的なもので症状は治まるということですが、もしかしたら難聴や内耳炎などの原因にもなるかもしれませんので、事前に対策や知識を付けたいですね。それでは専門の方にお話し伺いましょう。

耳が詰まったようになる原因

高度の高いところでは、外気圧が安定すれば治るといわれていますが、耳の疾患も疑われます。

耳が詰まった感じは耳閉感と呼ばれます。症状があるのは片側でしょうか?いつも同じ耳に症状が出ますか?耳閉感は一度、耳鼻科の受診をした方がよいと考えます。耳閉感は耳の音の通り道である外耳、中耳、内耳のいずれかに原因があることが多く、一部鼻の病気と関係しているときもあります。(医師)
飛行機に乗ったり、エレベーターで一気に高い所に行ったときに、耳が詰まった感じになります。外気の圧力の変化によって鼓膜が張った状態になり、振動できないため、耳が詰まった感じになります。一時的なものですので、あくびをしたり、唾を飲み込んだり、飴をなめるなど外気圧が安定すれば改善されます。(看護師)
何もないときに突然耳が詰まった感じになるのは、中耳炎や耳管狭窄症、耳管開放症、突発性難聴、メニエール病などが疑われます。つばを飲み込むことなどで改善されるようでしたら心配ないかと思いますが、頻回に起こったり、長時間続くようでしたら病院を受診してください。ほとんどが耳の中の詰まりによるため、運動不足とは関係ないでしょう。(看護師)

耳鼻科での検査について

耳に異常がないか診てもらう際、以下のような検査方法になります。

耳鼻科ではまず耳を診ます。このとき見えるのは外耳と鼓膜から透けて見える中耳です。この部分で耳閉感の原因になるのは耳垢が多くてつまりかけている状態や中耳炎です。中耳炎は痛みが出ると思われがちですが、痛くない中耳炎もあります。また耳から鼻へ耳管という通り道がありますが、この道が詰まったときにも起きます。(医師)
外耳中耳に異常がなければ、聴力検査など内耳の状態を見る検査を行います。内耳で多いのは内リンパ水腫と呼ばれるもので、原因は不明ですが内耳内のリンパの圧が上がることが原因です。この内リンパ水腫はメニエールの原因にもなります。(医師)
メニエールがストレス・疲労・睡眠不足で起きることから、同じように内リンパ腫による耳閉感もストレスなどでなる可能性もあります。内リンパ水腫は繰り返すと難聴になりえます。頻度は低いですが、その他にも難聴になりうる疾患が隠れている可能性があります。ぜひ耳鼻科で診察を受けてください。(医師)

飛行機に乗ったときなどと同じように一時的なものであれば、特に心配はないようです。しかし耳の疾患が疑われる場合もありますので、一度、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

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