健康

2015/10/24

子どもの頃に患ったオスグッド病…成人しても治療できる?

子どもの頃に患ったオスグッド病…成人しても治療できる?

小中学生の頃にスポーツが原因で膝が痛む、オスグッド病。成人後も痛むことがありますが、成人後に治すことはできないのでしょうか。今回は40代の男性からの相談です。今でも痛むことがあるという男性に、専門家からどのような回答が寄せられたでしょうか。

40代男性からの相談:「成人後も気になるオスグッド病の治療法」

中学生のとき左膝の下が出っ張り始め、痛むようになり、オスグッド病と診断されました。当時は野球部で毎日練習に明け暮れていましたが、特に休めともいわれず、対処療法的なことをしていました。今も出っ張りはそのままで、頻繁な痛みはないものの、膝に大きな負担がかかったり、極端に寒い日には違和感があります。今から治療することはできないのでしょうか。(40代・男性)

成人後も痛むことがあるオスグッド病。整形外科や整骨院で相談を

症状があるときは、整形外科や整骨院など専門家に相談するのがよいようです。

オスグッド病は骨がやわらかい学生の間に、膝をよく使うスポーツをしていると起きやすい病気です。(医師)
スポーツをしている小学生から中学生の男子に発症しやすく、運動による疲労や、成長期の骨がやわらかい時期に膝の筋肉が引っ張られることで、膝の下にある骨が隆起したり、剥がれたりすることで炎症が起こり、痛みを伴います。(看護師)
太ももの前の筋肉が、膝を飛び越えて膝下の骨にくっつき、筋肉が縮むと骨の方が引っ張られ、前に出っ張った形になります。(医師)
確実な治療法はなく、整骨院でのマッサージや、電気を当てたり湿布などで痛みを和らげる対処療法と、安静にすることが一番です。(看護師)
手術の話が出ることもありますが、出っ張った部分を修正することはできるものの、痛みのある部分が手術後に癒着して痛みが残ることもあります。手術で期待できる効果やその後の痛みの可能性について、相談することが重要です。(医師)

対処療法で痛みを軽減。筋肉を少しずつ伸ばして

痛みを抑えるには、筋肉を少しずつ伸ばしていくのがよいようです。簡単なやり方としては正座がよい、との意見もありました。

大人になっても症状がある場合、オスグッド後遺症といわれます。なるべく膝に負担をかけないようにし、回復を早めるためにリハビリを行い、動くときにテーピングをして膝を固定するなどします。(看護師)
間違ったテーピングは他の靭帯や筋肉を傷つけることがあります。整形外科や整骨院でリハビリを受けながら指導してもらいましょう。(看護師)
オスグッド病の痛みは、筋肉が引っ張られる痛みです。オスグッド病の痛みを出ないようにするということであれば、今からでも対処方法はあります。(医師)
膝を使ったり寒い日に痛むのは、筋肉が縮んで引っ張り上げるためです。まずは筋肉を少しずつ伸ばしましょう。(医師)
基本的には、引っ張りを少なくすることが大切です。太ももの前の筋肉を少しずつ伸ばすようにストレッチをします。簡単なのは正座です。正座で太ももの全面を伸ばし、次に正座のまま、片方ずつ膝を上へあげ、膝下の筋肉や足首を伸ばします。どちらも痛みが出ない程度で続けることが重要です。(医師)

オスグッド病は、対処療法で痛みの緩和を目指します。成人後も同様に、膝に負担をかけないようにし、テーピングやストレッチで筋肉を伸ばしていくことで改善できるようです。

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